C.S.R測定技能者講習

沖縄県へC.S.R測定の技能指導へ伺いました。

C.S.R測定機はレンタルで調達できますが、滑り抵抗値や測定機取扱いの知識が全くない中では無理だと判断されたようで、弊社にお声が掛かりました。

C.S.R(すべり抵抗係数)や、測定機に関する座学を半日、翌日は実地指導を兼ねて海洋博公園内各所で測定を行い、2日間の講習は終了です。

お疲れ様でした。今後の沖縄県でのご活躍を祈念しております。

※自社でC.S.R値の測定技能者を保有したい方はご相談ください。

C.S.R試験の条件について

C.S.Rの測定では、試験箇所を「ナニ」で「どのような条件」で測るのか?によってC.S.R値が大きく異なります。これは、現場での測定、試料の測定共に言えることです。JIS A 1454 では、以下のように記されています。

・滑り片の材料は,次の中から選択する。

  1. 硬さ72~80,厚さ3~6 mm のゴムシート。
  2. 硬さ29~35,厚さ7~10 mm のゴムシート。
  3. その他:実際に使用している靴底など。

・試験片表面状態の選択 試験片の表面状態を,次の中から選択する。

  1. 清掃・乾燥状態 試験片表面を清潔な布で拭いた状態。 
  2. ダスト散布状態 試験片表面にJIS Z 8901に規定する試験用粉体1の7種を10 g/m2の割合で散布した状態。
  3. 水+ダスト散布状態 水道水とJIS Z 8901に規定する試験用粉体1の1種及び7種とを質量比で,20:9:1に混合したものを400 g/m2の割合で散布した状態。
  4. 油散布状態 食用油を40 g/m2の割合で散布した状態。
  5. その他 受渡当事者間の協定による。

※C.S.R測定の際には、実際の使用状況を鑑み滑り片を選択して頂く必要があります。

1)硬さ72~80が一般的な靴底相当、2)硬さ29~35が運動靴相当と考えられています。

居室のフローリングや畳の場合には、3)その他にあたるスリッパや靴下での試験が望ましいと思われます。

(転倒事故による係争の際には、事故当時に履いていた靴底を切抜いた物を滑り片として、当該箇所のCSRを測定します。)

※ダストを用いた試験を行った場合には、測定対象箇所に微細な傷が残る事をご了承ください。

C.S.R測定の妥当性が記されています。建築技術ミニコラム-横山 裕(東工大教授)https://www.free-access-floor.jp/column/s/yokoyama/

【疑問・質問は何なりとお気軽にお問合せください。】

現場のC.S.R値を測定する手順(全国対応)

先ずは見積り請求

STEP
1

必要事項をご記入のうえ、FAX/E-mail送信

  • 折り返しお見積りを返信いたします。
  • LINEの場合は現場情報についてやり取りさせていただきます。
STEP
2

日時をお打合せの上、現地へ伺います

  • 現場到着(必要な場合には朝礼や新規入場者教育等を受講)
  • 測定ポイントの確認
  • 測定機の組み立て(5分程度)
  • 測定開始 各ポイントの「乾燥状態」を測定 ➡ 各ポイントの「湿潤状態」を測定(共に写真管理)
  • 1ポイントの測定所要時間:5~10分(その場でC.S.R値を確認いただけます)
  • 測定機の解体・撤収
  • 現場持ち込み荷物=ボックスコンテナ1個(L650×W450×H450cm程度)
STEP
3

C.S.R’試験結果報告書・請求書をお送りします

  • 報告書は3営業日以内を目安に作成します。(即日発送)
  • お急ぎの場合は、先行して報告書をメール送信することも可能です。
STEP
4

代金のお支払方法

  • 当社の指定口座にお振込願います。
  • 貴社の毎月の経理締め日より1ヶ月を目途にお振込みください。
  • 領収証は、金融機関等が発行するご利用明細をもって領収証に代えさせていただきます。
STEP
5

実際の現場でのC.S.R’測定風景

C.S.R測定 お見積りフォーム

見積りフォーム

・数項目の選択・入力で完了!

C.S.R測定 お見積りPDF版

CSR測定見積りPDF版

・必要事項をご記入の上、FAX/メールで送信してください。

現場でのC.S.R測定

JR新宿駅

新宿駅

階段改修後C.S.R測定
既設の階段をバーナー仕上げ(火で炙り凹凸を作る)へと改修された階段のCSR測定です。階段はもちろんのこと、既存部分とCSR値に大きな差がないかも重要な確認事項となります。
JR東日本ではその差を0.2以内と定めています。

鑑定依頼

bank

銀行店舗内の鑑定嘱託C.S.R測定
裁判所からのご依頼です。
原告・被告、それぞれの弁護士立会いの下でCSR測定をし、裁判所に鑑定書を提出しました。

JR高崎線 宮原駅

miyahara

改札口でのC.S.R測定
改札口の改修に伴い、新設した床材(御影石)と既設の床材(テラタイル)のCSR測定を依頼されました。新設と既設の床材で大きく滑り具合が違うと転倒事故の原因となる為、重要な確認事項となります。

JR総武本線 旭駅

asahi

駅スロープでのC.S.R測定
駅改修工事に伴い、新設したスロープのCSR測定を依頼されました。JR東日本では、バリアフリー法ガイドラインに記されるCSR値より高い数値を社内基準として定めています。

大手資材メーカー

sikensitu

メーカー試験室でのC.S.R測定
ウッドデッキを納めているメーカー様の試験室にお伺いしました。様々な条件でCSR測定を行い、最適なメンテナンス方法をご提案されるすそうです。
足元の安全に関心が高い企業でした。

JR埼京線 駅構内

jrtoilet

駅通路でのC.S.R測定
トイレの改修に伴い、新たに塗装した通路と既存の床面に、大きなC.S.R(すべり抵抗係数)の差がないかの確認に伺いました。

JR中央・総武線ホーム

sendagaya

ホームでのC.S.R測定
ホームに御影石を布設した個所と、既存のアスファルト部分にすべり抵抗係数(C.S.R)の差がないかの確認です。同一平面上での差が転倒orつまづきの原因になります。

アウトレットパーク

outlet

園内でのC.S.R試験
開店前に模様の異なる床材について、それぞれのCSR測定を行いました。今回の測定結果を基に改修方法を検討されるようです。

大阪再開発

osaka

施設内床材の選定
先ずは、室内の床材に様々な加工を施した際に、C.S.R値を満足出来るかの測定です。ビルの完成までには、更に床材の測定が必要になります。
今回は片道6時間、大阪まで車での日帰りでした。

品川区私道

shinagawa

タイル舗装箇所
区役所からのご依頼です。
雨の日が非常に滑ると言う事で、防滑改修を採用いただきました。施工前・施工後の効果を確認するC.S.R測定です。

コンビニエンスストア

seven

コンビニ店内のC.S.R試験
大手コンビニ本部からのご依頼です。
本部の方が立会いの下で、直営店内を数箇所でCSR測定を行いました。

JR南武線駅

yanokuti

コンコース及び改札通路
乾燥・湿潤・ダストの3条件でC.S.R測定を行いました。
さらに近接の駅へ移動して、計21箇所のC.S.R測定です。

東京都庁

tokyo

2F連絡通路および都民広場
都庁施設課様よりのご依頼です。
御影石(本磨き・バーナー)、磁器タイルが混在しているので、それぞれのC.S.R測定を行いました。

JR宇都宮線駅

suzume

工事中の駅通路
新築中の駅に伺いました。
JRの方が立会いの下で、解放前に通路のC.S.R測定を行いました。

高等学校

taiikukan

体育館
新築の体育館床を測定です。
乾燥・湿潤時を、すべり片の硬さ80及び30でC.S.R測定を行いました。

商業ビル

mitabld

ビル屋上のC.S.R試験
屋上に高反射塗料を塗布した箇所のCSR測定をしたいとのご依頼です。
この屋上は災害の際に非難場になるので、床面のすべり具合は重要だと考えられているそうです。

JR駅

sinkemigawa

2F連絡通路でのC.S.R試験
駅の改修工事をされている建設会社様からのご依頼です。
施工後に駅連絡通路の各所でC.S.R測定を行いました。

団地内

velco

エントランス
管理会社様からのご依頼です。
団地内のあらゆる箇所でC.S.R測定を行いました。
結果を見て近日中に防滑改修をされるようです。

JR舞浜駅

maihama

歩道橋
国土交通省 千葉国道事務所様より依頼されました。
タイル張りの箇所や絵柄陶板のC.S.R測定を行いました。

新宿商業施設

shinzyuku

ペデストリアンデッキ
タイル張りの床材にすべり止材を塗布した後のC.S.R値を知りたいとの事で測定に伺いました。
深夜の測定です。

上野駅歩道橋

ueno

ペデストリアンデッキ
国土交通省 東京国道事務所様より依頼されました。
デッキ上は、4,000㎡程の面積があります。


CSR測定 お見積りフォーム

見積りフォーム

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CSR測定 お見積りPDF版

CSR測定見積りPDF版

・必要事項をご記入の上、FAX/メールで送信してください。


転倒事故から訴訟

読んで後悔? 読まずに後悔?

今では事故のあった現地で事故状況を再現した正確な測定ができるようになっています。「滑りを数値化できる」とは、危険の責任所在を明確にできるということです。
「滑り=責任」は客観的に判断できるのです。
「事故が起こらないよう」、そして万が一事故が起こったときにも施設側には非がないことを主張できるよう床に対する管理を行いましょう。